ミリーソのグループ団体NPO法人が運営する、総合型地域スポーツクラブ「サフィルヴァ北海道」の開催するマルチスクールにおいて、子どもたちのパラスポーツ(障がい者スポーツ)の体験会が開催されました。マルチスクールとは、子どもたちのスポーツ機会の創出と平等化、種目選択の可能性と拡大を目指し2021年にサフィルヴァが開講したスポーツスクールで、10種類以上のスポーツ種目が月額100円で通い放題となる画期的なスポーツスクールです。これまで延べ8500人以上のキッズが参加し毎回満員御礼となっています。障がいの有無にかかわらずスポーツによる笑顔の輪を繋げる活動の一環として導入されています。
【車いすカーリングについて】
1990年代ヨーロッパで生まれた障がい者スポーツ。車いすで競技するカーリング。世界カーリング連盟(WCF)主催の『世界車いすカーリング選手権』が2002に開催され、2006年の冬季パラリンピック:トリノ大会から正式競技となりました。日本国内では、2004年に第1回日本車椅子カーリング選手権が開催され、2022年4月で第18回目を迎えます。サフィルヴァ北海道では2022年の4月に札幌で活動していた「札幌ブレイブス」を「サフィルヴァ北海道」の車椅子カーリングチームとして新たに迎え、マルチスクールにも参加してもらっています。
【基本ルールとゲームの流れ】
健常のカーリングと同じシート、同じストーンを使用し、競技ルールや戦略も同じですが、障がいの程度によって様々なクラス位分けられていて、ストーンのクリーニングやセッティングなど協議をサポートするIPAと呼ばれる(アイスプレイヤーアシスタント)がサポートを行いながら進行します。
投球は、「リード」「セカンド」「サード」「フォース」とポジションが決まっていて、先攻のチームからポジション順に1 エンドにつき一人 2 つのストーンを交互に 1 投ずつ投げます。特定の 1名が「スキップ」と呼ばれ、投球側と反対のハウス側で石を投げ入れる場所など司令塔として指示します。スキップが投球する際は、他の 3 名のうち「バイススキップ(バイス)」と呼ばれる役割の選手と交代します。投げ手は、スキップまたはバイススキップの指示通りに、投げる方向と強さを調整し、回転をかけながらストーンを投げます。
各チーム 8 個のストーン(計 16 個のストーン)を全て投げ終えると1 エンド終了となり、ハウスの中心に近いストーンのチームが得点を得ます。相手のストーンより内側のハウス上にあるストーンの数が得点となります。これを 8 エンド行い、合計点の多いチームが勝利します。(一般社団法人 日本車いすカーリング協会より)
子供たちからは、カーリング場の中が思ってたより寒かった! ストーンが思ったより重かったけど、滑っていくのが楽しかった! 作戦を教えてもらったり、立てたりするのが楽しかったまたやりたい! といった素直な感想が。一緒に見学された保護者さんからも、中々カーリングをしたり間近で見る機会が無いので、子どもたちが楽しそうに体験出来て良かった!といった声をいただきました。
今回は子どもたちがパラスポーツの体験ができ、またパラスポーツ同士での交流もできて本当に実りの多い機会でした。今後もこのような機会を作りスポーツと健康で笑顔をお届けしていきたいと思います。ありがとうございました。
サフィルヴァ北海道マルチスクール Main Sponsor